東京高専では2005年度入学生から入学時の専攻決定から,本科2年進級の際での学科の振り分けに変わりました.
これにより入学者は1年間,全学科の基本科目を学習した上で,専攻学科を選択することが可能になりました.
自分の将来についてより深く考え,そのうえで進路を決定することが出来ます.
一方で,入学した際の希望学科と異なる学科に配属される可能性も持ち合わせています.
また高専の特徴である,低学年からの専門的な授業が高学年にスライドしたため,結果として,高学年における学生の負荷,専門知識の低下が問題になっています.
また,本科1年の「ものづくり基礎工学」の授業でしか各学科について知る機会がないため,不確定な情報(楽そうな学科,きつそうな学科,仲間の多い学科)によって学科を選択する学生がいることも確かです. |