Tokyo National College of Technology

東京高専















TOP学校紹介

学校紹介


本科

各学科5年間
機械工学科
電気工学科
電子工学科
情報工学科
物質工学科
専攻科

各専攻2年間
機械情報システム工学専攻
電気電子工学専攻
物質工学専攻

● 高専とは
高等専門学校(以下高専)は,高校と短期大学をあわせた5年間の修業年数の中で,工業を中心とした専門科目を学ぶ学校です.

高専の特徴は,5年間の一貫教育によって,高校から大学工学部への進学という進路よりも短い年数で中堅技術者,中級技術者を養成できることです.
高専の卒業生には準学士という資格が与えられ,この資格は短期大学を卒業したのと同じ資格となります.
また,高専を卒業した後,専攻科に進学した場合,2年間の修業の上,学位授与機構の審査に合格すれば,大学卒業と同じ学士の資格を得ることが出来ます.

● 東京高専について
東京高専は1964年に設立されました.
当初は機械工学科,電気工学科,工業化学科の3つの学科で発足,その後の社会状況の変化に伴って,電子工学科,情報工学科が新設されました.
工業化学科は物質工学科へと改称されました.

2003年には専攻科を設置し,
機械情報システム工学専攻,電気電子工学専攻,物質工学専攻が設置されました.

2005年度から本科1年(新入学生)においては,志望学科に関係なくクラス分けされ,入学時の志望学科および1年次の成績によって,本科2年以降の専攻学科が決まる「くくり入試」を採用しています.

● 独立行政法人への移行
政治的思惑によって官から民への移管が各方面で進んでいますが,高専においても例外ではなく,2004年,国立大学のように独立行政法人化されました.

同時に,学校名も「国立東京工業高等専門学校」から,「独立行政法人高等専門学校機構東京工業高等専門学校」に改称されました.
しかし大きく変わった様子はなく,内部にいてもその変化は目立ちません.

● くくり入試
東京高専では2005年度入学生から入学時の専攻決定から,本科2年進級の際での学科の振り分けに変わりました.
これにより入学者は1年間,全学科の基本科目を学習した上で,専攻学科を選択することが可能になりました.
自分の将来についてより深く考え,そのうえで進路を決定することが出来ます.

一方で,入学した際の希望学科と異なる学科に配属される可能性も持ち合わせています.
また高専の特徴である,低学年からの専門的な授業が高学年にスライドしたため,結果として,高学年における学生の負荷,専門知識の低下が問題になっています.

また,本科1年の「ものづくり基礎工学」の授業でしか各学科について知る機会がないため,不確定な情報(楽そうな学科,きつそうな学科,仲間の多い学科)によって学科を選択する学生がいることも確かです.

● 卒業生の進路
高専では不況下においても高い求人倍率を維持しており,近年の就職売り手市場ではさらに高い求人倍率となっています.
各学科進路指導の教官が窓口となって,学生にさまざまな企業からの求人を公開し,そのうえで学生が就職希望先を検討し,就職試験を経て,合格すればその企業に就職します.
求人内容は,東証一部上場の大手企業から,高い技術力を持った中小企業までさまざまで,学生が自分にあった就職先を見つけることが可能です.

最近では専攻科,大学への進学も拡大しています.
東京高専専攻科は毎年,本科から各学科4人から8人程度の進学者を出しています.

専攻科進学後2年間の修業期間を経て,就職もしくは大学院進学の道があります.
大学への進学は推薦入試,学力入試の2種類があります.
高専から大学への進学は,大学の3年次に編入する形で行われます.(一部例外があります)

この3年次編入学はほぼすべての国立大学で行われていて,
進学先の大学のほとんどが国立大学というのも高専の特徴です.
推薦入試では口頭試問だけの大学もあり,学力入試では英語,数学,物理,化学(一部の大学)および編入先学科の専門教科を課す大学が多いです.

東京高専における就職と進学の割合は,それぞれ50%程度です.